気分やさんの気ままなブログ

【公文式の理念】

 寺子屋塾でたまたまとある本が目についてさらっと流し読みをしました。『公文式数学教室』という本で、公文式創設者の公文公(くもんとおる)さんが書いたものです。昨日公文に行ってきたのですが、それだからかと言われたらたまたまです(笑) 行っていなかったとしても目についたら見ていたでしょう。出版された時の元号は昭和と少し古いものでした。

 

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 しかしそんなに古いものながら、当時通っていた時に思っていたことに次々と驚くほどに当てはまっていきました!通っていた時の30年くらい前でも!学年を越えて学ぶことやあえて学年相当以下の教材から始めさせるという「公文といえばこれ!」みたいなのももちろん書かれているのですが、特に「やっていなかったら非行に走っていたかもしれない」とか生活態度も良くなったとかいった公文経験者の声は、それまでは他の人とあまり共感できていなかったのですが、読んでみて「それー!!」って思いましたね(笑) 大学に入ってスタッフをやった際に公文をやってきた身としてその教室に文章を寄せたのですが、このような話も書きました。「学力だけでなく心も成長する」と確か表現しました。他にも公文式の数学教材は数学を学ぶ一直線の教材と書かれていてなるほどと思ったし、子どもたちは計算問題を解くことに飢えているというような内容にも学校の子どもたちを見ても割とそういった子がいるんだよな~と思いました。

 読んでみて、時は経って教材は新しくなっていっても根底にある理念や目指しているところ、得られるものというのは昔から変わっていないのだなと感じました。それに生活態度の向上という面もやはり仕組まれているのだなととても思いました。自分の経験から公文式とはどういうものかということはよく考えているものですが、公文公さんの考え方とかは見たことなかったのでとても新鮮でした。

 

 ちなみに今やっているらくだプリント、この公文式と水道方式というものの2つを掛け合わせて作られたものですが、公文式ウィキペディアで調べたところ、

 

数学教育について、水道方式の遠山啓とは長年のライバル関係にあった。

 

・・・お、おう(困惑) 確かに水道方式も見てみてどちらもいいとは思ったけどそうとは・・・