昨日に引き続き即興芝居ワークショップの振り返りをしていきます。
(昨日までの投稿は↓になります)
【即興芝居のワークショップに参加しました!】 - 気分やさんの気ままなぶろぐ
【心から湧きおこったものを素直に表現する】 - 気分やさんの気ままなぶろぐ
昨日は心を身体で表出したという話をしました。その過程で頭は心がどのようであるか知覚するもののように思えたということも書きました。
自分が頭で心を知覚しているなと思った時、僕の中で見えたことがありました。
それは心というものが自分の身体の中にこぶし大よりもやや大きな球体をなして存在している、という画です。
心象図とか心象風景などといった言葉がありますが、それにあたるのではないかと思います。
その心を頭で知覚して両手ですくうように取り出して身体に行き渡らせることで身体が心を表出している感じなのです。
ワークショップの中では自分の内部だけでなく手のひら大のチョコレートや雑貨屋さんのキーホルダが並んでいる様子なども実際にあるわけではないけど見えたりしました。
・・・とんだ妄想ですね(笑)
ですが心が心象図として見えるということは価値観も心象図に起こすこともできるのではないかとも思いました。
価値観が心象図レベルまで具現化できたらいいなと思えました。
これまででも自分が好きなことである数学に関してのことは空中に映し出すことができたのですが、ほかのものでもできたことに驚きました。
ですがすべてが身体の中の心のようにきれいはっきりと見えたわけではもちろんありませんでした。
ワークショップ中や1つのワークの終了後に振り返っていた時には何か思っていることはあるけれど形になっていなくてよく分からないものであったことが多々ありました。
糸がぐちゃぐちゃになっていたり、モヤがかかっていたりした感じです。
それを深く観察し続ければ何かあるのでしょうが、まぁしんどいのですよね。
「頭が壊れそう」って表現されるヤツです。壊れたら元も子もないですからね。
ですが、あるワークで使われたものが「真っ白」というワードでした。これが魔法の呪文だなと思ったのですよ。
それは連想ゲームというワークででてきたものです。
2人1組のペアで行なって、前に相手が言ったものから連想したものを言います。
要するに「マジカルバナナ」ですね。
ですが時には連想したものが心にあらわれずすっと出てこないこともあります。
そのように出てこない時に言えばいいものが「真っ白」でした。
相手はその「真っ白」を受けてまた連想をすることになっていくことになります。
この連想ゲーム内において「真っ白」が組み込まれているのは、心に湧き起こったものを出すことを定着させていくため、また頭で考えたことは放棄するためだったように思います。
僕がこの「真っ白」が魔法の呪文だなと思ったのは日常にもあればいいなと思ったからです。
それは「頭が壊れそう」状態であったり、例えば会議で何か意見を強いられる状況においてです。
こういう時って無理しているので、このまま考え続けても頭はまともに働いていないですし、苦し紛れに出したことって本心とは幾分かけ離れていたりするかと思います。
かといって「ノー」と伝えるのも難しいわけです。
そういった時に「真っ白」という選択肢があったらどれだけ生きやすい世界になるのだろうと思ったのでした。