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【6から9までの数字の難しさ】

【らくだプリント 小1-16~18】

 

 前のプリントまでは「+5」までの計算でしたが、ここから「+6」より大きい足し算が出てきました。

 

 この「+5」まで様々な形で計算練習をした後に「+6」からに進むという流れが、すごく意味を含んでいることだと思うのです。

足し算だと認識しにくいかもしれませんが、かけ算だと分かりやすいと思います。

九九で5の段までと6の段からの難しさは、ただ数字が大きくなっただけではないように思いませんか?

これを見ている人の中にも、小学生の頃に6の段以降を覚えるのに苦労した人もいるかもしれません。

 

 6~9の数字は、数を表すには実用性がありながらも、計算などの機能性については不自然な存在となっているのかもしれません。

0~9までの数字を使うというのは、「10進数」というものであり、日常生活で採用されている記数法です。

世の中には10進数しかないわけではなく、例えばパソコンの世界などでは0と1だけの「2進数」も使われています。

それに決め方次第なので「5進数」だろうが「6進数」だろうが「20進数」でもいいわけです。

 

 その上で話をすれば、機能性については5の段まで扱うことにすればいい、とするならば1~5に0を加えた「6進数」を採用した方が計算しやすい世界になるのかもしれません。

ですが「6進数」の世界で表すことになる場合、「100」という3ケタの数字は実は10進数でいうところの「36」にあたります。

2ケタの数字で表す範囲が0を含めて35までというのはちょっとショボい感じがしませんか?(笑)

(それ以外にも理由はあるでしょうが)だから10進数がしっくり来ているのではないかと思います。

ここに6~9という数字がもつ便利さと不便さがあるのではないかと思います。

 

 最後に余談ですが、九九を学ぶにあたって、実は5の段までさえ覚えれば9の段までできるという「フランス式かけ算」というものがあります。

よかったら見てみてください。

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