気分やさんの気ままなブログ

【濃厚接触者日記0・1日目】

 昨日に投稿したようにコロナウイルスの濃厚接触者となって自宅待機しています。

どのように過ごしているかを書く前にこれを書くにあたって僕がどのようなスタンスで書いていくかという前置きをしておきます。

これを書こうと決めたのは特別な経験になりえて考えることも普段では考えない部分もあるからということからです。

一方で僕自身は濃厚接触者ということで感染した当事者がいるわけですが、それについては本人のプライバシーもありますし、僕自身についてもプライバシーの露出は怖く思う部分もあります。

そのため僕自身の事実や僕が考えたことを書きますが、プライバシーに関わるような過度な詮索や憶測はモラルとして控えていただけるとありがたいです。
聞きたいことがあれば質問は構いません。

また、あくまでも僕一個人の事実・考えなので、ほかの場所・ほかの人でもそうとは限らないので絶対的なものとして参考にはすべきではないと思います。

(そのためこの情報の二次拡散についてはオススメはしません)

事実についてもある程度の参考になればと思って書いています。

そのためできる限り事実と考え・感情については分けて書くことを心がけます。

 

 さて長い前置きとなりましたが、昨日のできごとから振り返ろうと思います。

 

7月13日
 仕事中に感染情報が自分に伝わる
→定時退勤・帰宅後、保健所から連絡が入り、濃厚接触者に該当したこと、今後の生活について伝えられる
→オンラインでのファシリテーションの勉強会に参加する

 

自分の区の保健所から自分の携帯に直接電話がかかってきました。

その時に質問されたことは僕の健康状態についてとPCR検査を受けるかということでした。

PCR検査を受けるか聞かれた時に会社に確認する前に決めていいことだろうかと思ったので少し受け答えに詰まりました。

詰まったことを受けてか保健所の方からは検査を受けるかは本人次第ですからというように強要されることなく聞いてくれました。

その時に今後2週間の自宅待機をすること、PCR検査を19日に受けてもらうこと、毎日健康状態のセルフチェックをすること、家の中でマスクをして過ごすことなどの注意、何かあった時の連絡先を伝えられました。

その後にもともと予定されていたファシリテーションの勉強会があったのですが、バタバタがなんとか落ち着いた後の参加でした。

 

 ちなみにこの日は仕事の16日以降のシフトが出たばかりでこの件以前に調整が必要な個所がありました。

それを考えていたところに今回のことがあったのでシフト調整が慌ただしくなりました。

 

7月14日
 9時頃起床
→9時半頃に保健所から健康状態の確認の電話が入る
→伝え忘れていた方面に現状を連絡
→仕事場にお詫びのあいさつと業務連絡
→14時から高校の同級生にオンラインで詰将棋のレクチャー

 

朝起床して熱を必ず計ることになりましたが、昨日の保健所からの連絡ではセルフチェックをするようにというだけで特に確認するということは聞いていませんでした。

ですが朝に電話があったのが頭にない出来事でした。

職場には、イレギュラーなこともあって入れ替わりで出入りしたようだったので計3回電話を入れました。

自分での感じ、夜に電話した3回目でのやり取りでようやく落ち着いて本来の自分を取り戻せたかなという感じでした。

後にも書きますが、この状況の自分自身の一番の問題点は人とコミュニケーションを取らなくなりがちになるということだと思っています。

ちょうど将棋を教えた高校の同級生から詰将棋が難航しているということを聞いていたのでせっかくだからと思ってオンラインでレクチャーすることにしました。

 


 この状態になる前からそれなりにコロナになることについてはいろいろ芯を持たせて考えていたつもりでした。

例えばコロナになるのは本人が悪いとは限らないとか。

ですが感染に至らない濃厚接触者になっただけでも考えが揺らぐ部分があったのでした。

例えば関係各所にこうなったことを伝えましたが、その時に「申し訳ない」と話しました。

本人が悪いとは限らないと思うならば別に申し訳ないというのはお門違いなはずです。

建前なところもありはするのですが、その時の気持ちは建前100%ではなく実際に申し訳ないという気持ちも生じたのでした。

そうやって揺らいだのはコロナというものを他人事なこととして考えていた部分があったゆえと思います。

 

 そしてこの仕方ないものと思えるか、迷惑をかけたと思うかが混同するのはどのような人間関係でそれが起きているかなのではないかと思います。

家にいなければいけないことだけに関しては完全に個人のことです。そのためそれについては自分で仕方ないな~って思えます。

つまり個人-個人で完結する話については仕方ないと思うことができます。

次に、例えば仕事に出れなくなったことについては迷惑をかけた、申し訳ないと感じるのです。

それはシフトを調整させることになった、ほかの店の人を巻き込む事態になったことです。

つまり個人-集団の関係に関してについては申し訳なさが生じました。

そして個人-他人の1対1からなる関係、これが複雑だなと感じます。

その人との関係性によって仕方なく思うことができるか迷惑をかけたと思うかは変化するのです。

人それぞれに価値観があるわけですが、僕の価値観が「ある程度」分かりあえる(と僕が思うことができた)人には実害が生じたとしても仕方ないと思えるわけです。

「ある程度」というのは、完全に価値観が同じではないながらも異なっている部分についての折り合いが分かりあえる具合です。

じゃあ仕方ないと言える人がいい人、申し訳ないと思う人が関係の浅い人、そうとは限らないと思います。

それが異なることはおかしいことではない、というのが上手く言葉にはできないですが今思ったことです。