学校の授業にしても子どもにしても受け持つ場にしても「支配してやりたい」みたいな支配欲っていうのか、支配するという性分にはこの先も含めて縁がないであろう自分です。
なのですが、支配、コントロールしたいものが1つだけあります。それは時間です。(←なんか中二病っぽいな)
最近の自分のことですがこの頃、自分が時間に支配されている、自由さや自分らしさを時間によって失っているなという感じなのです。
今、学校でちょうどテストが終わって返却している時期なのですが、例えばテストを作成する、あるいは採点してテスト直しの準備をして、ということに予測立てた費やす所要時間に対して実際は倍以上の時間がかかっているのです。
倍と言いましたが2時間半かかるという予測が5時間になるわけです。午前中に終わるだろうと思っていたのが日中もしているようなことになっているのです。
初めてのことなので時間がかかっているのもありますが、いずれにしても自分で時間を見積もれないということは支配できていないのです。いい時は時間感覚があるのです。
今はむしろ予定がずらされて、支配されているのです。
ですから最近、切に望んでいるのが何にも考えずにいられる上に使命感にもとらわれない、”フリー”な時間です。
現状は隙間時間の過ごし方も、何かしらやりたいことのように見えてやってしまっているという質の悪い時間になっていて心は休めていないなと感じているのです。
自然な場所に身を投げ出したい気分です。
・・・とそんなことを考えながら帰っていたら、家の近くの交差点の角で工事中の場所にある木材につまづくという。ちゃんと道に沿って歩けばそんなことにならなかったのに。
意識なかったにしてもショートカットしたが故にと思うと、そういうところに今の自分の状態が露呈しているなと思ったのでした。
そして、木材がやけに靴に食い込んだ感じがしたので確認しようかなと、歩きながら思ったのです。ですがさっきみたいなことを思ったので、足を止めてそこで確認しました。
そこでは結局暗くて様子が分からなかったのですが、足を止めたということ自体に意義があったのではと思えました。
そして家について明るいところで確認してみたら若干跡がありました。
そんな、この文章の「・・・」以降の、家に帰るまでの5分間の物語でした。