気分やさんの気ままなブログ

【未来の先生展振り返り①】

 普段ふと考えた数学教育関連のことも書きたいなと思いながらも、その前にあるイベントのリフレクションを。8/25・26に東京へ「未来の先生展」というイベントに参加してきながらも1週間以上寝かせてしまっているので・・・。2日間で計7タームあるので3日ぐらいに渡って振り返ろうと思います。今回は行ってから1つ目・2つ目の数学シリーズで。

 

①数学と音楽は似ている!? ~科目を超えた学びの可能性:steAm~

 1つ目はsteAmに所属され、かつジャズピアノを演奏されているという数学家×音楽家の中島さち子さんの発表。プログラムの副題の通りでもあり、「steAm」の「A」は「Art」の意味が含まれているという通り、数学に関して音楽をはじめとした科目との横断的な学びを紹介されていました。

 発表で特に深く考えさせられたことを2点。1つ目は数学の世界の広さの再認識。比から生まれた音階や黄金比などから垣間見られる「美」や、カテナリー曲線は建築、つまりは生活に潜んでいるなど本当に数学はいろんなものに結びつけることができる。音楽室で数学の授業してみるのなんて面白そうだなって思ったり。子どもたち一人一人好きなことは違えどそれぞれの好きなことが数学と結びつく、そういったことができれば数学への関心・意欲も変わるんじゃないかな。2つ目は失敗するということ。この言葉が出た時はとても胸に刺さりましたね。振り返れば小学校の頃からチャレンジしてみて失敗しては解き方を学んで、チャレンジしては法則を見つけ出して心に残るものになったり。それが大学では数学に対して失敗することを恐れだし大学数学に挫折することにつながっていたと思わされた。いや、数学に限らず最近の自分の行動も失敗を恐れて踏み出せていないとさえ思った(ちなみにブログを始めた裏にはこんな思いからだったり)。子どもたちにいっぱい自由にチャレンジしてほしい、だからこそ失敗してもかまわないという安心感や失敗後のフォロー、逆に上手くいった後の次への促しも大切だ、すると発表でも言われてたように「ファシリテーション」だ。

 終わりには、サクスフォン奏者の鈴木広志さん(『あまちゃん』の演奏にも参加していたとか!)と合奏や5音だけの即興セッション(個人的にファ#が好きだけど言われたので、ファ#が生きるために安定あるミをオーダー!)を聞きました。

 

②数学をさらに楽しく、面白く! ~お笑い×数学と惹きつける数学小ネタ発表会~

 お笑い数学協会の方々が披露されました。副題からみなさんが想像される通りのものです。漫才や大喜利でネタに数学要素を組み込んだものです。それに加えて意外とためになる計算のコツとか計算マジックも紹介してました。

 僕自身、お笑いは楽しいけど好きだというほど興味はないので、漫才や大喜利ではぶっちゃけ時には「しょーもな」とか思うこともありました。なんですけど僕一人では決して出てこないであろうジャンルなんですよね。それこそ先ほど子どもによって好きなこと、得意なこととか個性が違う、だからこそある子によってはこういった面で才能を発揮するかもしれないんですよね。何が起こるか分からないからこそこういうことも取り入れる価値があるなと思いました。

 ちなみにな話で、終わりがけに参加者に大喜利を体験してもらうということがあり、見事に黒歴史を作りました。歩く黒歴史メーカーとはまさしく自分です・・・

 

 

そんなこんなでこの2タームだけでもいろいろやってみたいことが見つかったので、お笑い芸人じゃないですがネタ帳でも作ることにしようかな。