昨日の投稿に続いて今後のことを考えることになった出来事を書いています。
2つ目はフルート奏者、坂上領さんとの出会いです。
知ったきっかけは単なるオタ活です(笑)
2月にとあるアーティストのライブに参加したのでした。
王道アーティストの煽られ盛り上がってのライブも悪くないですが、落ち着いた雰囲気のライブも好きなことから今回のアコースティックライブに行きました。
だったのですが予想に反してボーカルも各楽器もガンガン主張の激しいものだったのがおもしろくてたまらなかったです(笑)
そのバンドにいたうちの1人がフルートの坂上領さんでした。
決して音楽に詳しいわけではないのですが、アコースティックでの楽器はピアノとかギターなどのストリングスというイメージを持っていて、フルートが含まれていたことに意外だと思ったのでした。
さらにフルートの印象は繊細でほそやかな音色を出すものだったので、落ち着いたアコースティックにどのように重ねるのだろうかとほのかに思っていたのでした。
それが実際はガンガンの演奏だったわけですが、それだからこそすごく坂上領さんのフルートの音に衝撃を受けたのでした。
すぐ後ろのドラムに負けずの力強いものだったのです。
・・・これ以上書くと果てしなく話が続くのでこの時の話はこのあたりにしておきますね。まだこれがきっかけです。
そのライブの後に坂上領さんのことを調べてみると、なんと偶然であり運命的なことに、今回は大阪まで行ってでしたが、翌月に坂上領さんがメインのライブが名古屋であるではありませんか・・・!
ということで3月に坂上領さんがメインのライブに参加したのでした。
そしてさらにおもしろいのが今回のメンバーで、谷川賢作さんとはあの谷川俊太郎さんのご子息ということです。
演奏だけでなく合間合間に楽曲の背景の話もあり本当に趣深いものでした。
今回のライブツアーのダイジェストがYoutubeにあがっておりました。
ご覧いただければわかると思いますが、本当に音を楽しんでいるといいますか、楽器本来の奏で方にとらわれず自由な演奏をされたのです!
この時に想起したのが、つい先日に亡くなられてしまいましたが、教授・坂本龍一さんのことです。5年前に投稿したこともありました。
itasan-kibunyasan.hatenablog.com
この時に同時に考えてしまったのが教育の狭さです。
そしてこれからコロナで規制されていたのが緩和されると、芸術領域はこれまで溜めていた力を爆発させて驚異的な発展を遂げるのではないかと思うのです。
また、2月のライブから坂上領さんのフルートの音にどこか違和感というか別の何かを感じていたのですが、そのことも坂上領さんご自身が話されて分かりました。
その違和感とはフルートながらも尺八のような音であることです。
その原因が過去に患った息のまとめ方に支障をきたす病状からのことで、それと向き合って今に至っているということを話されました。
アニメとかでもそうなのですが、コンテンツそのものに加えてその裏にある作り上げた人の人間性を含めてで僕は好きになるのです。
この時に、誰もが自由でいられてその人らしくいられるからこそ人と人とが交じり合って考え・価値観・学びが生み出される場、というものが自分の奥底から湧き上がってきたのです。
それはまさに即興的・偶発的な「ヒューマンセッションライブ」かもしれません。
ここからは余談ですが、このライブは名古屋市内だったにもかかわらずファンとなった僕はCDを買いました。
1つは坂上領さんが活動している「チャランガぽよぽよ」というユニットのアルバムを。
そしてもう1つ、谷川賢作さんの「DiVa」というユニットのアルバムを、寺子屋塾の井上先生に贈りました。
こちらの寺子屋塾のブログにて井上先生も紹介されています。
そんなこんなしていたら結局2月の大阪のライブと出費がトントンになるというとんでもないことになりました(笑)