昨今の将棋界は藤井総太さんの史上最年少タイトル獲得で話題をさらっているところですが、密かに行われているものがほかにもあります。
それが今日、名古屋の大須にある「亀岳林 万松寺」で「ついさっき(23:59)まで」行なわれていた叡王戦というタイトル戦です。対局者は2冠の豊島さんと叡王のタイトル保持者の永瀬さんです。
(感想戦はまだ行われています。・・・)
しかも今日は第3局・第4局と1日に2局組み込まれていたのでした。
この叡王戦もコロナの影響で延期しているのですが、もともと2局組み込まれていましたが本来は別の会場である予定でした。
そして1日に2局行われたわけですが、そのようにやれるわけで持ち時間が1時間と秒読みでした。
ですがこれが大変な1日になりました。将棋は基本的に詰むか詰まされるかの引き分けのないものです。
しかし「持将棋」といわれるものがあります。それはお互いの王様が自陣から詰まされにくい敵陣まで逃げて詰めるのが困難になることです。
それがタイトル戦で起きた場合引き分けになります。
そう、今日の1局目でそれが長手数の先に起きたのです。
しかも前回の第2局でも持将棋になり、史上初のタイトル戦で2局も引き分けになったというこれまた歴史に残るタイトル戦になったわけです。
そして今日の2局目もようやく終わりましたが、終わりそうでなかなか終わらず日が変わるかというところまで来たのでした。
この投稿を書くこと自体、対局が終わってからの投稿をあきらめざるを得ないかと思いつつありました(笑)
藤井総太さんが話題になるばかりでこの対局が明日ニュースになるか分かりませんが、少しでも将棋に興味を持ち始めた人ならぜひ知っておくといいでしょう。
もっと将棋界のことが幅広く分かるようになるでしょう。