気分やさんの気ままなブログ

【報道がもたらしたこと】

 先日、八王子中に以前文科省にいた前川さんを招いて講演をお願いしたことに対して文科省が調査したことについてメディアに取り上げられていました。

「過去の行為とは別」 前川氏講演、適切と中学校長:朝日新聞デジタル

 実は、仕事で行けはしなかったですが、上井先生と知り合っていて、見に来ないかとお誘いいただいていました。それだけあって気にせずにはいられませんでした。

 最初に前川さんを招くと聞いた時には確かに僕もびっくりしました。ですがそれから上井先生の思いを聞いていくと子どものためになることを本当に強く思われていて自然に先ほどの抵抗感はなくなりました。

 そして、これはあくまで僕の一意見で上井先生を知っているという色眼鏡をかけてしまっているというのもあるかもしれませんが、上井先生が前川さんを呼んだことは何の問題もないと思います。そして、それに対して文科省が調査したことも僕はいたって普通なことだと思います。文科省は教育を担う国の機関という責務をもってして事実確認がしたかったのではないでしょうか。

 むしろ今回のことで問題に思うことは2つです。1つは報道するマスコミが記事の焦点をはっきりしていないことです。最近でもよくある政治の問題であればどこに問題があるかをはっきり表しています。ですが今回の件は報道側も報じ方に迷いがあるというか報道としての主張が見えてこないように感じます。これがこの一件の気持ち悪さを増長させているように思えます。もう1つはこうやって取り上げられてしまったこと事態が学校に前川さんのような第3者が入りづらくなることになってしまうのではないかということです。今回このようになったという結果論ですが、外部の人を呼ぶとこのような大ごとになりうるということで呼ぶことへためらいが生まれてしまいかねないでしょう。

 

外部の人を呼ぶということは学校の中の人では伝えられないことが子どもたちにも伝えられるということで大切な機会であり、学校はもっとオープンになっていくことがこれからの流れだと思うので悪い印象を持たれてほしくないなと思います。