気分やさんの気ままなブログ

【第5回教師塾でのインタビューゲーム】

 「教師塾」という教育に興味ある人が集まった場でインタビューゲームを行いました。(インタビューゲームについてはこちら)僕自身にとって7回目のインタビューゲームでしたがまた新しい感覚を受けました。(毎回毎回新しいと言っている気がする←)

 今回の相手の方は女性だったのですがこれが初めてであり、さらにその方はインタビューゲームが初めてということでインタビューゲームが初めての人とやることが僕には初めてでした。相手の方は高校の数学教員で自分よりも年上で、そんな僕には恐れ多い人からずっとお願いしますと言われてかえってこちらがそわそわしてしまいました(笑)

 相手の方が初めてということで先に聞き手を(けっこう久しぶりに)やりました。で最初の質問をしてみたのですがこれが漠然としていて逆に相手を困らせてしまったので質問を変えてやり出しました。まるで相撲の立ち合いが合わなかったかのようですね。そしてお互いのインタビューの内容は教師同士であったことからお互いに自然に教育についてになりました。自分としては今までも話し手の時に教育のことをしゃべったことはありますが、過度に気づかいせずに簡潔に紹介できたので深めやすかったです。それから相手の他己紹介文を書く時も話の核が見えていたのでまとめやすかったです。そしてインタビューし合うことが終わった時には相手の方も緊張が取れていたのがよかったかな。

 そして2組でくっつき4人で1グループになって読み合わせをしました。前回から書き手と読み手の意識に関心をもち、相手に書いてもらったものを自分らしく読もうと思っていたのですがこれが面白いことに、相手の人らしさ100%の文章でした(笑) これを自分らしく読むというのはなんかおかしいなと思って逆に相手の人になりきって読むことにしたのでした。まるで将棋で前日から戦法をあらかじめ考えてきながらも手番が後手で先手である相手の手を見て結局準備した戦法が使えなかったみたいな感覚でした。まさにリアルタイムで場が作られていたのでした!ちなみに読み合わせる時間の進行をしてみたのですが全然うまくいかず。やっぱり進行ニガテ~。

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 その後グループでインタビューゲーム全体の振り返りをしました。印象に残ったことの1つ目はゲーム中に変化するものと変化しないものがはっきり分かるということです。自分の状態、緊張や爽快感といった感情や話している時・聞いている時・書いている時・読んでいる時の自分の心情を覚えているのです。一方ですぐに変わらないような癖というものもはっきり分かるのです。それから日常の中にもインタビューゲームは潜んでいるということです。僕から見てですが、僕のパートナーの人の様子に初めてだったけどどこか初めてではないような、訊くことになれている感じを受けたのです。しかしながらその人から途中でこぼれた言葉が「問いって大変なんだなぁ」。この言葉を聞いて反応せずにいられませんでした。だってさっきのようにインタビューゲームでなくても訊くことは日常的に行っているはずです、ましてや教員なので。そんな人から「問いって大変なんだなぁ」という言葉が出てきたんですよ!ということは普段はこう思うほど問うことへの意識が向いていないってことではないでしょうか?

 その後、懇親会があったのですが、規定がないのに学校で働いている人が多く参加していて学校外で働いている人もいい割合で混ざっていて教育や数学のことをとても語り合えるすてきな場となったのでした。やっぱりこういった場に定期的に参加するととても視野が広まるのを感じます。