気分やさんの気ままなブログ

【型があっての型破り】

 昨日書いたように、数学を解くことを中心に今の自分のスタイルはというと「型がない」という型になっています。その時々によって自分の状態は異なるため、その時の自分に合った型でやるということです。

 

 このようなやり方は「型破り」となってくるわけです。ですが「型破り」というのは型を身につけた上でできるようになることであると考えています。昔の思い出話ですが、小学生の頃に始めたばかりの自分が祖父と将棋を指した対局で、相手の陣地のど真ん中である5三の地点に飛車・角・銀2枚・桂馬2枚をつぎ込んで攻めようとしたことがありました。数の暴力ですね(笑) 将棋をやったことがある人は1度は考えたことないですか?ですが1回は決まったものの、次からはうまく対応されて決まらなかったのでした。結局は駒の連携であったり攻めと守りのバランスなど将棋の基本がなっていなかったのです。同じように剣道みたいな型があるスポーツでも、いわゆる不意打ちといったようなものはせいぜいビギナーズラック程度にしか決まらないのではないでしょうか?

 

 数学だって同じなわけです。まずは途中式を正しい書き方で省略せずに書けるようになることが数学でいう型を習得することなのです。その上で省略したり今の自分のように自分にとってやりやすいように書くことで型破りすることができてくると思っています。