気分やさんの気ままなブログ

【「らくプリ」その4-悪くない手を指す】

 昨日の寺子屋塾でのこと。らくだプリント1枚1枚にある目標時間について。

 らくだプリントには1枚1枚、この時間以内にこなしましょうという目標の時間があります。ですがその時間について、寺子屋塾の先生、井上先生が、早く解くことは重要でなく、時間を設けている理由は時間を意識させるためだとおっしゃっていました。つまり「普通に」解ければいいってことです。

 この話を聞いて、10年くらい前に聞いたある講演を思い出しました。講演者は将棋のプロ棋士羽生善治さんでした。その時に羽生さんが将棋を指している時に大切にしていることとして「悪くない手を指す」ことと話していました。悪くない手を指し続ければ負けることはそんなにないということなのだと思います。・・・とは言っても将棋はその「悪くない」がとてもシビアで難しいのですがと思っているのですが(笑)

 さて、先ほどの普通な時間で解けばいいという話、これがまさに「悪くない手を指す」ことだと思いました。無理に速く解こうとすれば、自分に合った解くペースから乱れ、本来解けるはずの問題もミスが出始めることになってしまうと思います。なので普通な時間で「悪くない手を指す」、つまりミスがないように解く、そう思いました。

 

 ・・・とは言いながらも、公文をやっていて、公文にも目標時間があり、その時のモチベーションは目標時間よりも早く、2回目は1回目よりも早く、と全くのスピード狂(笑) きっと僕にとっては時間を意識するということが当たり前すぎて、早く解くという自分の目標を勝手に作っていたのだと思います。

 

 そういえば羽生先生の講演、これは公文のことで行ったんだったな~。