気分やさんの気ままなブログ

【続・子どもたちは学びの天才】

【連続投稿8日目 2047投稿目】

【作成日時:9/4 24:20~25:07、47分】

 

 先月の終わりにフリースクールで小中学生の子たちが黒猫タロウの屋台屋本舗をやりました。

前に書いたものを目を通しておかなくても読める話とはなっていますが、関係はある話なのでぜひこちらを先に読んでもらえたらと思います。

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

 

 その時にこのように黒猫タロウのゲームについてのクイズをいくつか出してみました。

そのうち出した問題の1つがこれでした。

普通にやる上ではもちろん倒産せずにやるものですが、この問題ではあえて倒産させるものとなっています。

ざっくりとした説明となりますが、この問題の正解例としてはアルバイト代が7000円ということで毎日何も仕入れをしないことで7000×3の21000円の損失となり倒産するというものです。

 

 たいていはそのような答え、あるいはそのようではなく商品の仕入れをするにしても利益がマイナスとなることを続けることを考えます。

ですが考えた子の中に、あえて最初は利益を出して資金を増やすことでいっぱい買うことができるようにしたことで仕入れロスを大きく発生させることで倒産させることを考えた子がいるのです。

実はこの問題の前にやった問題が1問あり、それはラーメンが売れないため倒産するということでラーメンを買えば正解になります。

それを受けての上の問題で、これでラーメンを同じように一杯買うだけでは利益はマイナスなものの倒産せず、2日目も残りの資金で目いっぱいラーメンを買うとむしろ利益が出て倒産しないということになります。

そこでフリースクールの子の考えですが、最初に利益を出すことで多く買えるようにして、仕入れロスの損失を大きくすることで1度で倒産まで持っていくことを考えたのでした。

これは僕も想定していなかった答えだったのですが、考えてみたところ見事に倒産したのでした。

これは正解への筋道はいくつもあるというわけですが、このストーリーという方向性を考えることが経営方針を考えることそのものだったということに驚きました。

 

 そしてこの発想のすごいと感じたことはもう1つあります。

たいていの子が出すといった答えはすでに気づいていました。

その上であえてほかの発想がないか考え始めたわけですが、そこで考えたのが前の問題と同様に一気に倒産させられないかだったのです。

アルバイト代による倒産ではなく仕入れロスによる倒産をするとしたらということを考えたのです。

この考え方、実は問題の出題者側が考えるような発想なのです。

「What-If思考」などといわれる思考法があります。

それは1つのものごとを考えた後に、もしそのうちの何かが変わったらどうなるかと考えるものです。

算数・数学の内容の難しくなり方はまさにこれです。

そのような”大人側”が考えるようなことを子どもたちが考えていたのです。

・・・実際の動機は「それじゃあおもしろくないから」でしたが(笑)

でも「どうしたらおもしろくなるか」という動機の結果What-If思考をしていたということもありますから思いのほか理にかなった動機でもあるかもしれません。

 

 最後に出した問題についても、自分たちで問題に条件を付け加えて考えてみていました。

おかげで僕としても用意しておく問題を増やすことができました。

僕自身も考えさせられて、大いに学びがありました。