気分やさんの気ままなブログ

【分数の通分には個と関係性の2つの話が混在している】

【連続投稿117日目 1757投稿目】

【作成日時:11/13 17:02~17:37、35分】

 

【らくだプリント 小5-6~7(続き)】

 

 昨日の投稿でらくだプリントの式の展開についての投稿は一区切りつきました。

その次には因数分解が来て、式の展開と因数分解は対の単元なので本当は続けて書きたいところでもあります。

ですがすると1週間以上はさらに書くことになりそうで、ほかにも書きたいことが溜まってもいるので、またそのうち書こうと思っています。

ただ、寺子屋塾で今日ほかの人の取り組んでいるプリントについての話を聞いていて、このプリントはもう1年前にやったところですが、今だから気づいたことがあります。

 

 その内容は、小5の6番での分数の倍分という話から7番での通分のある分数の足し算にかけての話です。

これは、なぜ6番のプリントで倍分を扱っていて7番のプリントで通分のある足し算を扱うという構成になっているのか、という問いから考えたことです。

 

 分数の足し算をするにあたって必要な通分という作業のことを考えてみたいと思います。

なぜ通分が必要かというと、複数の分数の分母が異なっていて、揃えてようやく足し算ができるようになるからです。

ですから前提として分母の異なる複数の分数が登場しています。

そして何で揃えればいいか考え、その分数を1つずつその分母に揃えることになります。

ここに通分という1つのことに2つの話が存在しているのです。

1つは分母の異なる複数の分数から何で揃えればいいかという、分数同士の関係性の話です。

ちなみにこのことについてはコミュニケーションにたとえて書いています。

itasan-kibunyasan.hatenablog.com

もう1つは1つ1つの分数を倍分によって揃えるという、1つごとの分数の個の話です。

通分という作業は関係性を見出した上で倍分して個々の分数に手を加えるということなのです。

 

 ここまで前置きをすると、なぜ分数の足し算の前に倍分の問題を用意しているかが分かってくるでしょうか?

そう、突然分数の通分をすることになると関係性と個の2つの話を一度に相手にして身につけないといけなくなってしまいます。

それは人によっては理解するのがとても大変なことでしょう。

ですから先に個の話である倍分の話をして身につけるようにしているのです。

 

 プリントの構成がこのような流れになっている意図は前から気づいていたことでした。

ですが個と関係性の2つが絡んでいるものということは今だからこそ気づけたことでしょうね~。

 

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