気分やさんの気ままなブログ

【見てわかるものではなく、やってみてできてわかるもの】

【連続投稿115日目 1755投稿目】

【作成日時:11/11 14:41~15:05、24分】

 

【らくだプリント 中3-3~4】

 

 引き続きらくだプリントの式の展開の話です。

3番・4番のプリントについては式の展開における公式が順に紹介されます。

公式が紹介される部分では、問題の構成がこのようになっています。

どの公式についても、まず一部が穴埋めとなっていて、その次がすべて答えるようになっています。

なぜこのような構成になっているのでしょうか?

 

 僕の考えとしては、これらの公式は見て覚えるものではなく書いたりやってみたりして覚えるものだからではないかと思います。

これは(教材改定がされていなければ)公文式の教材とも共通することで、公文式では公式が書かれていて、その後に自分で書き写すようになっています。

そのようになっているのはアタマでわかったり記憶するものではなく、流れやリズム、手順といった、やることに伴っている身体性を大切にしているからではないかと思います。

さらに今回のらくだプリントにおいては、公式をすべて答える方は、別にいきなり公式を答える必要もありません。

つまり今までどおり1つ1つの項を一度出してから、計算できる部分を計算して公式の形にして答えてもいいわけです。

このようにするとさらに、やることを通して公式を身につけることができるでしょう。

 

 これらの公式を習った後によくあることがあります。

それは公式を混同して覚えてしまうことで、

(a+b)(a-b)=a²-b²

という公式を習った後にほかの公式も混合した問題を解くと、

(a+b)²=a²+2ab+b²

という公式を使う問題では必ず真ん中の2abの部分の項が現れるはずなのですが

(a+b)²=a²+b²

といったように忘れてしまうことがよくあるのです。

これは公式頼りになりすぎているからともいえることでもあるのですが、つまりはなぜそれぞれの公式がこのようになっているかが分かっていないからでしょう。

そのような人のほとんどは公式を丸暗記しているのではないでしょうか。

ですが先ほどのように自分で基本どおりに展開したところから公式を導けば、(a+b)²は真ん中にあたるものであるabが2つ出てくるから真ん中が存在すること、一方の(a+b)(a-b)はabと-abが出てくるため打ち消しあって真ん中はないことがわかるでしょう。

 

 中学3年生からは計算問題において公式が多く出てくることになります。

さらに高校数学になるとさらに頻出して公式の数も多くなります。

すると丸暗記してきた人が公式を覚えきれなくなって挫折するということが起こってしまいます。

それの分岐点はこの展開の公式を丸暗記するか、体得するかにあるように思います。

 

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