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以前にも紹介したこちらの「宇宙船地球号ミッション」に携わるメンバーでインタビューゲームを行いました。
それなりに知っている人同士もいますが、ほぼほぼ初めましてでありその人の表面上のことも知っているかどうかぐらいという人もいます。
ローカルなチームなので共通項や価値観は近しいものではありやすいのでしょうが、とはいえ本当にそうなのかは分からないわけです。
また普段活動しているところはそれぞれ別になるので、そうなると同じ言葉でも解釈にズレが大きいということがありえるのです。
実際にメッセージ上で「楽しい」という言葉の解釈が僕とその人とでは大きく異なっていた、またやりとりにも何か相手を伺っているところがありそうでした。
元からほかの人も対面でコミュニケーションを取る機会を設けるべきという声もあったこともあり、インタビューゲームをやってみることを提案してみました。
メンバーの中にはインタビューゲームをやったことがある人もいれば初めての人もいました。
インタビューゲームをやったからといって相手のことすべてを理解できるわけではないでしょうが、少なくとも今までよりは風通しのよいコミュニケーションが起きていたのではないかと思います。
今回は人数の関係上、僕はファシリテーターに徹することにしました。
今回の参加者の感想はこのようでした。
(Nさん)私はRさんがどんな人間なのか?「深掘り」したかったがどんな質問をすればよいか分からなかった。結果、深掘りできたとは思わないが、話しているうちにだんだん、どんな人だか分かってきた。実に面白い体験だった。お互いに自己紹介をかいたが、私はなかなか上手くまとめることができなかった。でもLIVE感があると思った。だから良いと思う。
(Rさん)インタビューなので、深掘ることが第一の目標で、どれだけ深い問いができるか、ということばかりを考えてしまいますが、自分の中で何を目標とするか、ということを改めて考えたいと思いました。(中略)次回は軽めの問いから始めてみたいと思います。
(Eさん)苦労を、ツライコトを分かち合わないと、困った時、追いつめられた時の態度、瞬間的な反応がわからない。相互理解のためには40%は達成できたかな?な感じ。でも2回はやらないと、わっかんないかなー?ヒトを変え、伝えるコトバを変え、受けとるコトバを変えれば受けとり方は変わると思う。
(Tさん)2回目となるインタビューゲームであったが、1回目とはかなり様相が異なっていた。コミュニケーションとは何か、深ぼるとは何か、人と向き合うとは何か、今一度考えてみたい。色々考えてみたいが、モヤモヤがうずまいている。
それでは僕も振り返ろうと思います。
深掘りって何?
・・・何でしょうね?(笑)
おもしろかったのが、振り返りの時にほとんどの人が表現は違いながらもこの問いをもっていたのでした。
インタビューをするにあたっての目指すところの1つが相手の価値観を深掘りすることではあります。
質問をした前よりも深掘れたということは自覚することができるでしょうが、何を達成したら深掘れたと思うことになるのでしょうね?
深掘れたと思えたとすれば、そこには一種の「判断」が伴っているのではないかと思うのですが、その判断は何につながるのでしょうね?
相手に対して否定的なことを発言しない場
もう1つみんなそれぞれの考えがいろいろ出てきておもしろかったのが相手に対して否定的・ネガティブなことを発信することについてでした。
インタビューゲームにおいては他己紹介文があたると見ることができるでしょう。
またイベントやミーティングなど場によっては「相手(意見)を否定しない」というグランドルールが敷かれていることもあります。
そう考えてみるとインタビューゲームには「相手を否定しない」というルール・注意事項は存在していませんね。
僕もインタビューゲームで明文化されていないということに目を向けたことはありませんでした。
ですが逆に「相手を否定しない」というグランドルールが敷かれている場ってどのような場だろうかと思いました。
そしてこのルールを採用するということは否定することが何をもたらすのか、いいことと悪いことの両側面を考える必要があるのだなと思いました。
その上で改めて考えてみると、やっぱりインタビューゲームには否定しないというルールは必要ないなと思えました。
ただしファシリテーターとして心理的安全性のある場になっているかという気配りはしていますけどね。
チーム内でインタビューゲーム会
今までオープンに参加者を集めてのインタビューゲーム会であったり、個別でのインタビューゲームはやったことがありました。
ですが今回のようにチーム・組織内でのクローズなインタビューゲーム会というのは初めてでした。
やったことはなかったですが、チーム作り・組織開発としてインタビューゲームをやったということは耳にしたことがありました。
普段やっていても組織開発につながる部分は感じていたので、自分としては躊躇なく提案できました。
それに組織開発については幸いなことに大学時代から関心をもっていたのも抵抗感なくやることができた要因でしょうか。
結果としては十分に有意義ではあったのですが、やる時々の組織形成の段階によって変化もあるでしょうが、組織内で行うからこその問いの投げかけはどうするか、また機会があれば考えたいです。
このメンバーと参加者の子どもたちとで1か月後にどのようなことが起きるのか、楽しみです!