【らくだプリント 小2-35~36】
35のプリントは九九をひと通り覚えた後の次のプリントになります。
最初の方の問題には前回に続いて読み方が書かれているのですが、違和感がありました。
それは、2×2から始まっているのはいいとして、2×9の次は3×2ではなく3×3、3×9の次は4×4、となっていたことです。
最初は「なんだこの作りは?」と思ったのですが、やり終えてからこの構成を再度考えてみると気づいたことがありました。
こんな構成の仕方があるのかと感動したほどです。
どのようになっているといえるかというと、省かれていた3×2や4×3は既に2×3や3×4として出てきていたわけです!
そしてすごいのはこの部分の後の問題にその省かれたものが9×8から逆順となって出てきているのです。
ですのでこの部分をやって分からないことがあったとしてもこのことに気づけば前の部分を見返して答えることができるわけです。
これはつまり2×3と3×2が同じということ、かけ算はかける数とかけられる数を入れ換えることができる(可換である)ことを暗に説明しているのです。
このような発見があると教材づくりの奥深さを改めて感じることができるものですね。