個別指導塾は2教室を兼務しています。
これはまだ年が変わる前のことなのですが、それぞれの教室でなかなか勉強に取り組まない小学生がいました。
自分より長くやっているほかの先生でも手を焼くほどで大変そうだなと思って最初は様子を見ていました。
2回目に会った時、とりあえず相手してみるかと自分が寄り添ったところ、それまでよりは勉強に前向きに取り組んでくれました。
それぞれの教室長からかなりすごいことなんだけどと言われたほどでしたが、かくいう自分もまさかこれほどうまくいくとは思っていませんでしたので僕自身もびっくりしています。
そのようなことがあってから、以前に書いたとおり、年末にインタビューゲームをやりました。
その時にちょうどどうしてそのようにうまくいったのかについてを聞かれて考える機会があったのですが、その時はまだ相手に話していながらどこかしっくり来ていない状態でした。
ですがその後1人で考えてみてこうだからかという部分が見つかりました。
それは至ってシンプルで、その子の力や可能性を信じ抜くことです。
勉強はやらないながらも教室で過ごす様子を見ていたので、今やっている問題のこれなら意外と好きなんじゃないかと思ってやらせてみたのでした。
こう書いているとすごいと思われるかもしれませんがまだまだで、これはごくわずかのことで、逆にまだ距離感のある生徒は何人もいます。
その原因の1つはその子のことを信じ切れていないのではないかと思います。
でも学校で働いていた頃から変わった部分の1つではあるように思います。