ずっと理想としているのが自然体です。
それに対して何かに縛られる、支配されるのは自由でいられなくなるからイヤだと考えてきました。
「自然」と「支配」は正反対なもので、自然こそ目指すべきもので支配からいかに免れるかだと考えてきました。
それが易経というものに出合って、善悪がコインの表と裏というのは見方次第ということをより深く考えるようになって、「自然」と「支配」の関係性を考え直しつつあります。
自然は自由なものと考えがちだったのですが、自然という動きも「自然律」という何かしら世の理で定まった支配の上での事象だと考えるようになりました。
逆に支配を受けて行動が制限されることによって、在りたい自分はどのようなのか、自然体でいられることのありがたさを感じることができるということでもあります。
ある対照的な事象に対してどちらかが優性でどちらかが劣性だと思いがちですが、表面上から見るだけでなく俯瞰してみることも大切にしたいです。