気分やさんの気ままなブログ

【ぶっ飛んだ世界観と繊細な群像劇を兼ねている作品】

 11月に入って、仕事が6連勤目だったことと、この11月前半、完全1日オフな休みが一切ないということでさすがに仕事の休みとは別の休みの時間を作ろうと思いました。

前職時代は毎週それにフットサルを当てていたのですが今はそうはいかないというところでふと思い立ったのが映画でした。

今は遅番であれば12時からなので朝からあれば間に合うのです。

 

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 そこでちょうど見つけたのが、もともと見ようと思っていた『アイの歌声を聴かせて』でした。

ストーリーは、公式サイトにこのように紹介されています。

 

景部高等学校に転入してきた謎の美少女、シオン(cv土屋太鳳)は抜群の運動神経と天真爛漫な性格で学校の人気者になるが…実は試験中の【AI】だった!
シオンはクラスでいつもひとりぼっちのサトミ(cv福原遥)の前で突然歌い出し、思いもよらない方法でサトミの“幸せ”を叶えようとする。 彼女がAIであることを知ってしまったサトミと、幼馴染で機械マニアのトウマ(cv工藤阿須加)、人気NO.1イケメンのゴッちゃん(cv興津和幸)、気の強いアヤ(cv小松未可子)、柔道部員のサンダー(cv日野聡)たちは、シオンに振り回されながらも、ひたむきな姿とその歌声に心動かされていく。 しかしシオンがサトミのためにとったある行動をきっかけに、大騒動に巻き込まれてしまう――。 ちょっぴりポンコツなAIとクラスメイトが織りなす、ハートフルエンターテイメント!

 

メインビジュアルがやけに『響け!ユーフォニアム』と似ているものだからわりかし似ているかと思ったら全然でした(笑)

スタッフも確認した範囲ではかぶっている人もいませんでした。でもどっかでキャラクターのこの画風に見覚えがあるんだけどな~。

 

 もともとAIを題材にしている時点で空想フィクションではあるのですが、ストーリーや場面演出がぶっ飛んでいるのは人を選ぶことになるかもしれませんが、僕は好きでした。

それとは対照的に人間模様についてはやたらとリアルでコントラストとなり際立っています。

頭に浮かんだのは『聲の形』の人間模様や関係性を純粋にした感じだということ。

キャラクター同士の距離感が繊細に描かれています。

 

 絵についてはぶっ飛んだ表現をよく出しきれたなというほどで、エレクトリカルパレードじゃないですけどドンチャンしています(笑)

 


 ストーリーの起伏の激しさで疲れるところは見ていて疲れますが、それだけに人の心というものの奥深ささえも感じられるいい作品です。