先週に経営ゲームのイベントを開きました。最初は4人ぐらいの参加者がいれば妥当、多くて6人程度と見込んでいました。
ところが最終的に今回の参加者は9人にまでなりました。
というのも2家族が親子で参加したということで一気に参加人数が増えたのでした。
そのため当初の構想から変えて3人組×3卓で行なうことにしました。
ただ面白いというか不思議なことというか、高校生以下が3人、経験者が3人ということで3という数字に恵まれたおかげでグループ編成がうまく作れました。
人数が多く、所属も様々な人だったのでプレイスタイルも様々でした。
前回の場合は参加者3人とも堅実だったのですが、今回は堅実な人もいれば装置拡張、さらには借金、従業員・装置の複数導入までありました。
しかし場の力は不思議なものですね。このように積極策を取る人がいると堅実な人がその人に引っ張られてそれまでとは違った手を選ぶのです。
そしてバランスが崩れて倒産みたいな(笑)
こういった光景が見られたのは今回ならではでしょう。そういった意味では学べる要素は大いに潜んでいたのではないかと見ていて思いました。
今回は初参加の人から経験者、小学生から大人までと幅広い上に人数も多かったということもあって想定どおり進行がキツキツになりました。
またいつもだったら振り返りは全体での意見共有・質問と僕から話題提供をする形をとっているのですが、人数・時間の関係から各テーブルでの意見共有にしました。
しかしそれでも大人はもちろんのこと、小学生でも方針やコミュニケーションについて振り返っていたのには驚かされました。
またやっている途中から感じていたことですが、これまでのようには全部の卓の展開すべてを把握できなかったのでファシリテーターとしての介入の仕方を変えればよかったと感じました。
それこそ時間がネックなのと小学生だとほかの人に比べて理解の具合や計算力に差が生じていたので、その部分を中心にフォローした方がよかったように思います。
それにしてもこの経営ゲーム、ルール説明することが多いのですが、今回に合わせて少し説明を減らしたりはしたのですが、説明中にもっとブラッシュアップできそうな感覚がありました。
時間が取られる一番の要因の部分なのでもう少し手短に説明できるように改善しようと思います。
振り返りでファシリテーターとしての学びの焦点を作ることがほとんどなかったので、参加者自らによって学びを得るという本来の体験学習をした機会だったのではと思います。
そして体験学習である以上、2回、3回とやって学びがさらに深まるものでしょう。
という感じでとうとうはじめてやる小学生でもできるものということが立証できたわけで、見た目や題材は難しそうでも誰でもなんだかんだちゃんとできます。
来月はおそらく開催できないのですが、再来月は開催するつもりなのでよければどうぞ!