ある時ふと、社会の速さについて考えました。
コロナウイルスというものが顕現してから制限されることが増えた一方で社会は仕事や会議・授業・学習のオンライン化が進歩しました。そのために情報化社会が進みました。
さらには就業時間の制限や家で仕事ができるということで自意識があるかは別として少なからず「働き方改革」が進んでいることになります。
しかも家でできるということで職場に行かなくてもできることから地方からでも都市部での仕事ができることで、持て余していた場所が活用されるようになりました。
そう考えると社会の速さというのは間違いなく速くなっています。もともとでも速かったものがさらに加速しました。
ではこの社会の速さをゆるめることはできるだろうか、それがその時に思い浮かんだ問でした。
しかしすぐに自分の中での結論はでました。おそらくゆるまることはないでしょう。
ゆるめる方向の行動はあるでしょう。例えば何が何でも学習にデジタル化を組み込まないとか。買い物は現金でとか。
しかし速さが今よりゆるまるためには今の加速力+α(慣性的なもの)より遅くなる力の方が大きくならないといけないわけです。
それがどう考えても実現しえないのです。今の社会を根底から覆す何かがなければ個人とか小さな集団では太刀打ちできないのです。
じゃあ速ければ速いほどいいかというとそうではないと思います。速くなれば過度に置いてかれる人が出るはずです。
そういう理由で速さがゆるまりはしないけどゆるめようとする人は必要で、結果速さも適度に速くなっていくことこそが理に適っているのかなと最近は思います。