久しぶりに仕事のことを書きます。
今日あったことで、うちの店に時計の新しいバンドを探しに来た人がいました。
しかし気に入ったものが見つからなかったようで別のところを見ていくと言われ店を出ていかれました。
するとしばらくした後に斜め向かいにある店のスタッフが1つの時計とバンドを持ってきました。
その時計は先ほど来店された人が持っていた時計で、バンドは向こうのお店で売っているものでした。
向かいの店は木製品の雑貨店で、扱っている商品の中に時計とバンドを組み合わせるものがあり、お客がバンドだけを選んだという形でした。
そしてどうしてそれを持ってきたかというと、向こうは時計店ではないがゆえにもともと付いていたバンドを外すことができなかったからでした。
結果としてそのバンドを向こうのお店で買ってからこちらで工賃をいただいた上で取り付け替えました。
この一連の出来事から思ったのが8月末にも行う経営ゲームでした。
イベントでやる場合には2人1組で行い、1つの市場を共有して行うので相手は同業他社であるわけです。
そのような間柄である中で振り返りでよく話題になるのが「目の前の相手は何者か?」です。相手は敵なのでしょうか?
今日の出来事はまさにこのことそのものでした。
もっともこちらは時計店であるのに対して向こうは木製雑貨屋なので同業他社ではありません。
しかし時計という部分が共通しているとも言えます。それでもバチバチの関係になることはないでしょう。
それは今回の件のようにそれぞれで提供していること・ものが異なるからです。さらに言うなら同じ商業施設に入っているということもあります。
(本当に敵にならざるを得ない店が別であるのですが・・・)
ほかにもこれまでに向こうの店で買った時計の電池が切れて電池交換をすることはよくあります。
そしてお客がひと通りの利用を終えた後に改めて向こうの店のスタッフがあいさつに来て、その時にお互いの店でどのようなものがあるのか情報交換をしました。
そのようなやり取りはこの1年ちょっとの期間で初めてのことでした。
向こうの店で販売した時にいつも何かあったらうちの店に尋ねるよう紹介してくれていることも聞くことができました。
今回のバンドも含め、相手の店なら置いてあるものもあるので、今までよりいい「協争」相手になれたらいいなと思います。