名古屋市博物館で開催しているスヌーピーミュージアム展に行ってきました。
特別スヌーピーが好きというわけでもないしキャラクターやストーリーの設定も全く知りませんでした。
ですが、スヌーピーが好きという声を時々聞くことがあり、どうして人を引き付けるのだろうかと文化として興味があったのでした。
そんな全く知らなかった自分が最初に衝撃を受けたことが、作品の年代によってスヌーピーの描かれ方が違うことでした。
スヌーピーといえば頭でっかちでやや太めの耳が垂れていて二足立ちしているものと思っていました。
しかし、初期の頃は割と普通な犬の様相でした。しかもあまりしゃべらない。下の写真のように年代ごとに変化してきていたのですね。
それからマンガを見て惹かれたのはキャラクターの描かれ方のシンプルさです。
新しいものでこそ色がついていますが、昔のものは色がついておらず単色だったわけです。
だからこそこのスヌーピーをはじめとするキャラクターに魅力を感じるのではないでしょうか。
まだ文字も理解できないほどの小さい子が、ストーリーが分からないだろうにも関わらず面白がっていたのがそうだったのではと感じました。
そして人を引き付けるもう1つの理由は独創性から生まれているキャラクターたちの個性です。
スヌーピーが犬小屋の上に乗っている場面がよくありましたが、普通に考えれば犬小屋は中に入るところです。
それにピアノもキャラクターのサイズに合わせた大きさでありスヌーピーが乗るような場面もありました。
さらにとあるキャラクターが学校の壁と話している話もありました。
それに子どものための善悪とかに縛られないありのままの情景を表現していることが深いところでしょう。
パーティーに人を誘うことを親友と2人で考えている話で、その結論は「人を呼ぶより呼ばない方が楽しいわね!」だったのです。
何コマもありながら最後の1コマで笑わせるオチがある話もいっぱいある中でこういった考えさせられる話もあるのがもはやズルいとさえ思っちゃいました。
ここまで惹かれてしまうともっと作品の裏にある設定や作者の背景まで知りたくなるものですね。
帰る時に見つけたけど、存在が浮いているなー(笑)