最寄りの駅に設置されている、自由に借りていっていいという本があります。ここのところ惹かれる本がなかったのですが、久しぶりに読んでみたいと思えたものがありました。
「平成31年3月号」と発行したての冊子でした。どうやら「自然社」という教会が作っているもののようです。
僕は宗教とか信仰には疎く、この先もずっと信仰し続けられることはおそらく「楽しさの中に学びがある」と「万物は数である」の2つだけでしょう(笑)
興味が湧いたのは「自然」というタイトルからでした。
読んでみると、写経を題材にとても面白いことが書かれていました。
それは今やっている寺子屋塾の「らくだプリント」に通ずるものでした。
書かれていた内容を一部抜粋します。
どのような修行でも楽に実行できるものではないということで、写経をし続けていた人の、
「順調に筆が進められる日ばかりではなく、いらいらしたり、時には筆を取るのが嫌でたまらなくなったりします。こんな気持ちで描き進めて、果たして写経になっているのでしょうか?」
という質問に対して
何事であろうと自発的に始めた当初は楽しくやり甲斐があったにも関わらず、そのうち続けること自体が困難なことになったりして、いつしか難行苦行となっていくかもしれないのです。(中略)
たとえ嫌々写経を一巻仕上げたということは、それだけで大きな意義があります。また、嫌がる自分に気づいたときは、まだまだ至らない自分であることを素直に認めることが大切で、その上で写経に取り掛かることが自分を一歩進めることになるのです。
と説いているのです。そしてこれは日々やっているらくだプリントにも言えることであり、仕事や勉強などいろいろなことにも当てはまるでしょう。
このほかにもおもしろい話が書かれていました。しかし読みながら共感する部分もあった一方で疑念を抱いた部分もあり信じ続けられなかったので、入信することはないでしょう(笑)