自分の中で大切にしていることの1つに「ちょっかん」があります。「ちょっかん」には自分の中では3つに分かれます。1つは過去の経験からこういった選択をした方がいい気がするという「直観」です。もう1つは先ほどのような経験からでもなく根拠もなくだけどなんとなくこうじゃないかと感じる、よく使われる「直感」です。それからクイズの選択問題や道の途中で右に行くか左に行くかといったような選択肢の中からなんとなくで選択する「直勘」(自分で勝手に作ったものですが)です。「直勘」が当たる割合はひどすぎるほど低くていつも自滅しているのですが、「直観」と「直感」に当たるものの当たる割合は割と高いです。自分の感覚で低く見積もっても7割は当たっています。
その中でも「直感」に当たるものの話を他の人としました。その人も直感を大切にしていて、直感を感じた場面をとても具体的に覚えていたので直感にすごく敏感で鋭いなとその人への印象をもちました。一方でそういったものもあったのかと思ったことがありました。僕はいいことに対してよく直感が働いていると思っていました。ですがその人はリスクや不安なことといった心配事な要素に働いてもいると言っていたのでした。自分にとってそっちには意識したことがなかったと言えるほどだったのです。直感が働いていなかった訳ではなく今までも直感で回避したことは幾度もありはしたと思います。ですがその時に今直感が働いたという自意識をもっていなかったのです。話を聞いて確かにそういう直感もあるなと思いました。
僕が好きな羽生善治さんの書に直感に頼りすぎるのはよくないともありはしましたが、意識するようになれば「直感」から「直観」に変わると思っています。そういった意味でももっと幅広く自分の直感を受け取りたいものです。