気分やさんの気ままなブログ

【時に数字は人を惑わす】

 プロ野球は今、日本シリーズの真っただ中です。今日は移動日で休みですが、現在2勝0敗でソフトバンクが優勢です。いやぁ昨日は宮崎にホームランが出てDeNAが逃げ切れると見ていたんだけどなぁ~。ソフトバンクはあと2勝、DeNAはあと4勝するまでに1敗しか許されない状況です。さて優勢なのですが今の2勝0敗の時点でのソフトバンクが優勝する確率が書かれていた記事を見かけました。74.3%だそうです。ところでですが時はさかのぼってセリーグクライマックスファーストシリーズ、DeNA阪神でした。こちらは先に2勝した方が勝ちだったのですが、1戦目は阪神が勝ち、DeNAは2連勝しなければならない状況になりました。この時、DeNAの勝ち上がる確率は0%と言われていたのです。

 ・・・ここまで読んで、あれ?と違和感を感じた人がいるのではないでしょうか?もう一度整理します。2戦2勝する確率が0%なのと5戦4勝する確率が25.7%と言っているのです。・・・どっちの方が実現しやすいでしょうか?5戦4勝って少なくとも2連勝はしないといけないのですよー。

 これらの確率はもちろん過去の結果をもとに出したものです。(だから今後クライマックスファーストシリーズで1勝されてももう0%ということにはならなくなったわけですね。)だから当たりが出る確率みたいな話とは全然違うので、先ほどの2つは比較するようなものじゃありません。しかし、数字を鵜呑みにしてしまうと変だということです。当たり前な人には当たり前なことでしょうが、しかしながらこういうことを考えるとニュースの調査結果でパーセントが使われている場合に批判的に見ることができるようになるのではないでしょうか。