日々投稿している中でところどころに散らしている「インタビューゲーム」。これはもとは、らくだプリントを考案した平井雷太さんが考えたゲームで、らくだプリントを使う指導者へ生徒との関わり方の研修にやりだしたものです。僕が初めてやったのは去年の12月、大学4年の時に大学の後輩から誘ってもらって参加しました。
じゃあなんでそんなにもやっているのか?なぜそんなにはまったのか?何のためにやっているのか?別にこのゲーム自体にねらいとか目的が設定されているわけではありません。やる人によって目的は違っているでしょう。僕自身に関しては率直に言えば、毎回違った結果になってやる度に気づきが得られるからです!
次のようなルールで進めていきます。
※長ったらしい説明を読みたくない方へ
【忙しい人のための30秒で分かるインタビューゲームの流れ】
①2人1組になって話し手と聞き手に分かれます。
②聞き手は話し手に質問してインタビューしていきます。
③役割を交代して同じようにやります。
④インタビューを基に相手の他己紹介文を書き合います。
⑤書いた文章を相手に確認してもらいます。
⑥読み合わせます。
⑦ゲーム全体を振り返ります。
まずは相手にインタビューをしていきます。写真の右上のように2人1組になって、話し手と聞き手に分かれます。20分間で次のルールと注意事項に従ってやっていきます。
ルール1:何を聞いてもいい
→聞く側に“聞く自由”を保障します。聞いてみたいことは何を聞いても構いません。
ルール2:話したくないことは話さなくていい
→話し手に“話さない自由”を保障します。聞かれた質問全てに答えなくても大丈夫です。話したくないことは話さなくて構いません。
ルール3:聞かれていなくても話していい
→話し手に“話す自由”を保障します。聞き手から質問が出なくなってしまったら話し手は自分で話を膨らましても構いません。
注意事項1:普段の会話や雑談にしない(聞き手は聞くことに徹する)
→インタビューしていると聞き手も相手の話題に反応してしまい自分のことを話したくなることがでてきますが聞くことに徹するように心がけましょう。
注意事項2:相手が話した内容を手掛かりに聞いていく
注意事項3:履歴書にしない
→何年生まれで、どこ住みで、学歴は〇〇で、お仕事は、趣味は・・・、と肩書きや経歴だけでなく、相手が話した内容に関連して質問していき、相手の内面に迫るよう心がけましょう。
注意事項4:メモを取る
→インタビュー後には聞いた内容を基に相手の自己紹介文(他己紹介文)を作成するので忘れてしまわないようにメモしましょう。
このようなルールでインタビューして、終わったら役割を交代して同様にやります。
インタビューし終えたら次は聞いたことを基に相手の紹介文(他己紹介文)を書きます。B6のカードを横向きにして書きます。写真のように横書きで、タイトル・実施した日付・自分の名前を書きます。書き出しは「私は○○です。」のように統一させ、文章で書いていきます。下書きせずボールペンで一気に書きます。インタビューで聞いていない話やあいまいな内容を書く人の主観で編集・表現しても構いませんが書いた後で確認してもらいます。誤字・脱字は気にしなくて大丈夫です、分からない漢字はひらがなで大丈夫です。
お互いに書き終えたらカードを交換して事実でないことが書かれていないかを確認します。その後、相手に書いてもらった紹介文を交互(何組かでグループの場合はグループで順番)に読んでいきます(自己紹介になるというわけですね!)。終わりにゲーム全体を振り返ります。
このようにして対話することについて考えを深めていくのがインタビューゲームです!