かなり前のことになりますが、映画館で演劇が上映される「ゲキ×シネ」を観に行きました。
観たのは劇団☆新感線が手掛ける「修羅天魔~髑髏城の七人Season極」です。
以前にも投稿した『中島かずきと役者人』を読んだのがきっかけで、中島かずきさんが手掛けるアニメだけでなく演劇も見てみたいということからでした。
「髑髏城の七人」というもの自体が何作かあるもので、花・鳥・風・上弦の月・下弦の月・そして極とあります。
『中島かずきと役者人』にはほかのシリーズの時の話は話に持ち出されていましたが、今回見た極はそれほどなく、前知識はまっさらでした。
時代背景は戦国時代の、織田信長が討たれた後の話ですが、戦国BASARAみたいですが第六天魔王が現れるのです。
観て第一に感じたのは今作の主役・極楽太夫を演じた天海祐希さんの迫力たるやです。
ひと昔前にドラマ「BOSS」で主役をやられていた天海さんを見ていましたが、わりとその時の演技に近い感じがありました。
あの強気な感じはストーリーがそうさせているというより天海さん自身が作り出していると言えるのでしょうね。
それから作品を通してのことは、「バカ」というのがアニメ・演劇に関係なく中島さんの手掛ける作品の重要な要素だということです。
『中島かずきと役者人』でもいろんな人が取り上げていたことでしたが、重苦しいシリアスな場面からの切り返しにバカの入れ込みが突出していました。
アニメでは、グレンラガンだとグレンとラガンをぶっ刺して合体させる、キルラキルだと満艦飾マコというバカキャラがいました。
今回の極でもカンテツというキャラがまさに満艦飾マコでした。
一方で今回の極は「捨之介がいない話」と紹介されるように、ほかの髑髏城の七人シリーズとは異なる話になっていました。
なのでほかの、『中島かずきと役者人』でもよく取り上げられていた、捨之介の出る話を観てみたいなと思いました。
それにほかの人が手掛ける演劇も見たくなりました。
これから演劇にハマるかもしれません・・・!