気分やさんの気ままなブログ

【接客とインタビューゲームは似て非なるもの】

 今、仕事で時計の販売接客をしていますが、来られた方のニーズを知るためにまず必要なことは質問することです。

求めているものを聞き出した上で、合いそうなものを紹介するのですが、それはまさにこれまでやってきたインタビューゲームに通ずるものがあると強く感じています。

 

 その一方でふと思ったことがあります。それは両方とも相手から情報を聞き出すのですが、そのために投げかける質問の質はけっこう異なるということです。

その要因は目標となる最終到達点が違うことにあるのではないかと考えています。

 

 インタビューゲームでの質問をする目的としては、相手のことをより深く、価値観を掘り出すことになります。

そのため、インタビューゲームでは「お仕事は何をされていますか?」といった当たり障りのないありきたりな質問から早くから深く聞き出すために質問の形を工夫することもあります。

そして最終的には抽象的ながら本質的な価値観に当たること、すなわち言葉にしづらいことを訊いていきます。

 

 一方、仕事での接客の目的は、その人に合った、その人自身にその時計をいいなと思わせることです。

つまりは相手の価値観をこちらが知る必要はないのです。できるできないではなくて、もしそこまでやると多くの方からは引かれかねないと思います(笑)

そのため、どのようなブランド、バンドの材質、デザイン、使い方などなど、具体的に答えられるものを訊いていけばいいのです。

 

 この仕事をし始めて、質問の幅は広がったと思います。

しかし、接客は毎日している一方、ずっとインタビューゲームをしていないので、インタビューゲームが上達している自信はありません。

むしろ下がっているのではないかと懸念しています。

久しぶりにインタビューゲームをしたいなという気持ちになりました。