気分やさんの気ままなブログ

【話題になっている棋聖戦第2局】

 今日、コロナウイルス以上に話題になっていたのではないかというものが藤井総太が挑戦者として臨んでいる棋聖戦です。

初のタイトル戦で5番勝負のうち2連勝して最年少タイトルに王手をかけたわけですが、驚くべきはワイドニュースで対局の内容自体も取り上げられていることです。

 

 「5四金」と「3一銀」と2つ取り上げられていますが、そういう手が一手あるだけでも十分すごいのですが、それを1局中に2手も繰り出したわけです。

自分も将棋を指しはしますし今回の矢倉もやることはありますが、なんとなくで指す程度です。

したがって、到底「5四金」の是非は自分には分からないので今後研究してくれる人に委ねます←

もう1つの「3一銀」はあるニュースに登場したプロ棋士は「素人が指すような手」と評されたのですが、それについては本当にその通りだと思いました。

素人思考だと「わぁー狙われてるから守らなくちゃ~、継ぎ足して守らなきゃ~」って考えればこの手が出ると思います。

しかしある程度できる人なら「貴重な銀を打つと持ち駒が少なくなって攻められなくなるからなんとか盤上の駒で凌ごう」って思考になるでしょう。

その思考をも超えて手駒を使って今回の手を指したわけです。

その裏には攻め駒が1枚減っても攻められるという算段が見えていたからでしょう。

僕自身、ニュースでこの手を知ってからその局面を調べたのですが、正直どう攻めていくかが見えませんでした。

 

 しかし実際には少し離れた歩を突き進めて敵陣を崩していったわけです。

別に毎局追っかけてるわけでもなければ話題になった時にチラッと見る程度しか指し回しを知らないです。

ただ見たことある対局に共通しているのは、毎回1マス決まった方向にしか動けない歩を巧みに使っていることと、その戦況に余裕が残っているかどうかの「速度計算」が見きわめていることです。

 

 本当に将棋の歴史に羽生さんと同等に深く名を刻む活躍をもっとされていくことになるのではないかと思います。