時計販売・修理のアルバイトを始めて10日が経ちました。休みの日数を引いたらちょうど1週間分でしょうか。
業務内容としては限られていながらも細かいことが多く覚えることが大変で、今もその途中です。
ですが、取っ掛かりやすい部分で接客をよくやっています。おかげで、最初は時計の説明がほとんどできませんでしたが、今ではある程度は答えることができるようになりました。
一方で接客して大切だと思ったことは、時計の知識ももちろんなのですが、相手との適度な距離感を見つけるということです。
自分の中で声掛けは3段階あると思っていて、それはあいさつと試着可能の声掛け、商品説明の3つです。
あいさつは店に入られた時に必ずすることなのでいわば「第0段階」です。
そして次は「もし気になった時計がありましたらご試着可能なのでお声がけください」という声かけが「第1段階」です。
そして、相手の人によってすぐだったりちょっと間を空けたりしますが商品説明する「第2段階」です。それ以降は成り行きですね。
このあいさつから始まる3つの段階ですが、距離感を近づけるために大切なのは実は2番目の試着の声掛けなのではないかと思います。
この声掛けをするとちょっと足運びをゆるめられる方がいます。一方、声掛けが遅れると店から出られてしまうのです。そうなるともっと早く行くべきだったかと後悔の気持ちになりますね。
ですのでこれが距離感を縮める一声だなと感じています。
ただ来店されてすぐに行けばいいかというとそれは懐に入りすぎて逆には慣れられてしまうので、この具合が難しいなと感じているところです。
その後にお店を出られたら「まぁ、今回の人は仕方なかったかな」と思えますし、話すことになればスムーズに関係づくりができます。
イヤな表情やしぐさはないのでその部分は割とうまくいってると思います。
販売者と顧客という関係であることは事実ですが、その距離感を埋めることは接客というよりコミュニケーションだとつくづく感じています。