気分やさんの気ままなブログ

【コロナウイルスよりも情報の方が厄介だったりして】

 みなさん何かしらの形で被害を受けているであろう新型コロナウイルスですが、騒ぎになり始めてから1か月ほどでしょうか。

これほどの間、継続的に、しかも幅広く報道されてもいるが故に情報量の多さに翻弄されている人も少なからずいるでしょう。

そんな内容についての話をしていくので、これ以上情報にかき回されたくない人はこの先は読まない方がいいかもしれません。

先に断りを入れておきますが、ここから先の話はガンガンな私論です。

 

 さて、ヤバいヤバいと言われている新型コロナウイルスですが、何がヤバいのでしょうか?そう問われるとまず考えることが、何かと比較する、ということです。

実際、ヤバいと考えられている理由の1つが発症が確認された人のうちの死亡率で、既存のインフルエンザと比較している情報もありました。

さっそくここの時点でも情報の事実性としてはもう怪しいと思います。

「発症が確認された人」というのは検査を受けて黒だった人ですが、知ってのとおり、自覚症状なしでもかかっている可能性もあります。

ということは、「発症が確認された人」と「感染した人」の数は同じではないということです。よって、全体数が変われば死亡率も変わってくることになります。

「感染力」も同じで正確には分からないわけですよね。ただ、感染率は感染者が多いほど高くなるので、表沙汰になっているとすればそれは「少なくとも」の数字になるわけです。

 

 もう1つ、特に最近の報道内容にいえることでしょうが、国・地域ごとの状況をよく比較しています。イギリスで死亡者が多いだとか、大阪でライブ会場で広まったとか。

個人的にはこれが最近で1番の混乱のもととなっているのではと思います。これってどこまで判断材料になるのでしょう?

 

イタリアで死亡者が多いというのは間違ってはいませんが、日本と比較できる数字でしょうか?なぜなら、イタリアと日本では医療機関の規模・能力が異なるでしょう。

高齢者の死亡率が高いですが、全人口のうちの高齢者の割合も異なるでしょう。

 

 じゃあ大阪のライブハウスの件。何人か確かに検知はされました。ですが、それって本当にライブハウスの中で移ったものですか?

そうかもしれないですけど、それより以前にどっかでもらっていた可能性だってあるわけですよ。

本当に日本各地の感染の具合を調べたいのであれば、数学で「無作為抽出」という言葉がありますが、各地からランダムで同じ人数選んで検査しないと分からないはずです。

 

 学校が休校となりましたが、ちょうど中1の子たちに「資料の活用」という、数値データからものごとを判断することをやっていましたが、授業の中で話ができればまさに生きた教材だったのに。

 

 

 ・・・長くなりましたが、こんな感じで並々の情報は、参考にできるかというとビミョーなわけです。

そのレベルの情報が行き交っているので取捨選択に振り回されて、情報に飲まれるのでしょう。

個人的には、いっそのことそんな情報知らない方が健康でいられるのではないか、なんて思うことだってあります。

報道でその程度のことしかされないのは、ニュースであれば時間、新聞であればスペースが限られているからでしょう。

本当に判断材料とできる情報は、自分で探すことになるような、ネットの専門的なページにあることでしょう。

 

 では、僕なりに簡単に比較できる材料を考えてみました。

1つは、ニュースの日ごとの報道具合の変化です。

専門の人を招く頻度が増えればそれほど深刻であるし、呼ばれる人の分野が日ごとに変われば、それほど影響の範囲が広くなっていると見れるはずです。

もう1つは、電車でマスクをしている人の割合です。

名古屋の地下鉄でいうと、どうも最近は以前に比べてマスクをしていない人が増えてきたように思います。ってことは名古屋市民、あんまり重くとらえなくなってきたのではないか、みたいな。

あと、最近東京に行ってきたのですが、東京の電車内では名古屋に比べてマスクをつけている人が多く、やっぱり中央都市であり首相や都知事のおひざ元だからなんかな~、って思ったり。

ただ、これはマスクが売り切れたからの可能性があるので必ずしもではないですが。

 

 

 ・・・と、ここまで長い話を読んでも自分の捉え方が変わらなかった人は情報にかき回されない人でしょうね(笑)