気分やさんの気ままなブログ

【「らくプリ」その46-上っ面でなく本質を】

 算数・数学のプリント「らくだプリント」を毎日取り組んでいます。らくだプリントについては久しぶりの投稿ですが、最近はずっと同じところをやっています。

それは3ケタ×1ケタのかけ算の筆算です。8月1日からずっとこのプリントをやり続けています。

今までは同じプリントを1週間やり続けることにしていました。しかしこのプリントを1週間やってみて感じたことは、思うようにできなかったことです。

日ごとにミスの数やかかる時間のバラつきのような結果として見えるもの、それにやっていての手ごたえにもバラつきが大きかったのです。

 

 そのような状態の時、寺子屋塾で井上先生からこのような感じのことを問われました。

「バラつきがどうして生まれているのでしょうか?」

 

 確かに手ごたえや出来具合にバラつきがありました。しかしそれはすでに現れてからの認識にすぎません。

バラつきが生まれる瞬間のこと、根本である本質が見れていないのではないかと考えるきっかけとなったのでした。

 

 その時に聞いた話ですが例えばこんなことです。人は風邪をひいたときなどに熱を発します。そのような時にどうするか、薬などでいつも熱を下げればいいのかということです。

それを正しく判断するためには発熱をすることの本質を理解する必要があるわけです。

いくつか要因はあるのですが、単純に風邪をひいた時などの発熱というのは低下している体の免疫力を高めるための現象というわけです。

それを踏まえて発熱の対処を考えると、ある程度は下げずに熱を上げさせておくことが適切なこともあるわけです。

 

 それと同じように自分がバラつきを感じることの本質が何かを、やっている時のことを振り返ってみました。

すると計算結果に迷いが残っているまま答えを書いて、でも違っているから書き直す、それが積み重なって、しかもやる度に違うところで生じるからバラつきがあると感じているのではないかと、あくまでも仮説ですが、立ったのです。

そして次の日から計算を完全に求めきってから答えを書くということに徹してやってみました。

1回目は前日までより時間はかかりながらもミスなくやれてバラつきを感じずにやることができました。

そして、その日以降もミスは1つもせずにやれて、時間も次第に早くなりながらも何日かやったところでほぼ一定に安定したのでした。

 

 振り返る時には上っ面だけを見ていないか、その本質は何かと深く考えることが大切だと改めて思いました。