今年になってちょくちょく映画館に足を運ぶようになったのですが、その時にはもう上映が終わっていた、見てみたかった作品がありました。
それが『この世界の片隅に』です。そして、伏見のミリオン座で思い出興行作品として人気投票で再上映されているのを発見し、念願が叶いました。
舞台は戦時中の広島・呉で、主人公の浦野すずが嫁ぐことになって、苗字も変わった北條すずの未知の土地、呉での生活を描いた作品です。
この作品のすごいところは、戦時中を描いた作品となると戦場に出た上での戦争の様子を描いたものや、戦時中の生活を描いた作品でも小学校の『一つの花』みたいに特殊さを描写しているものが多いのではないでしょうか。
それに対してこの作品は「普通な人の普通な生活」という「この世界の片隅に」フォーカスを当てているのです。
今年見たということもあり似ているところがあるなと思ったのが『たまこラブストーリー』です。
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2つの時代は全く異なりますが、この主役の女の子も普通なのです。天然さも似ているし。
そして、上映延期になりましたが『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が製作されています。
今作を見て、伏線の張り方や回収の組み込まれ方の絶妙さに驚きました。
ということもあって次作に関係する部分もあるのではないかという気もしていて、もっと別の角度・別の人の視点も見たくなりました。