気分やさんの気ままなブログ

【ファシリテーターじゃないファシリテーター】

 ファシリテーションの講座でのこと。4人組で模擬会議のグループワークをやりました。その会議の中でファシリテーター、内容を書いていくグラフィッカー役を決めて時間ごとにローテーションさせて行いました。

 

 そして、自分の琴線に触れたのはファシリテーター役の時、でなくグラフィッカー役の時。グラフィッカーとしてブレインストーミングで出したふせんをまとめる場面がありました。そこでまとめ方を自分が提案しました。具体的には項目と時間軸の2軸の表の形にするということでした。その時に考えたのです。ファシリテーター役をその前にやっていたのですが、これはもうファシリテーター役ではないながらもこれはファシリテーション(考えやすく)しているではないか!

 

 今度は役は特にはない立場でのこと。終わりがけだったのですが残念なことにここまで自分のグループは内容がうまくまとめられていなかったので、その人はファシリテーター役になって困っていたのでした。そして他の人にどうすればいいか聞いたのでした。そこで自分も含めて他の人が提案をするのですが、ふと考えてみるとこれもファシリテーションではないか。

 

 以前から、ファシリテーターだけが方向決めするのではなく、他の人でも関与するとは考えていた(むしろ“だけ”というのはいわゆるシキリテーターでは?)のですが改めて思いました。グラフィッカーも同じで書くことに関してのメインはグラフィッカーかもしれませんが1人だけでは手が追いつかず他の人のサポートが必要なことだってあります。役割は一任するためではなく融通を利かせて助け合うためにあるのかもしれません。

 

 それから、相変わらずファシリテーター役として率先して進め方を考えるのはイヤで気楽なポジションで考えるのが好きですが、グラフィッカーにも面白さを見いだせました。絵が書けないとか字が汚いとかでグラフィッカー役はよく避けてしまっていたのですが前回の時にふせんを利用して他の人の発言を拾う方法といい自分に意外と合っている可能性があるのかもしれないと思えたのでした。