少し前のことですが、児童館の学習会で高校に受かった子が某高校からの課題であるものをもってきていました。それは「GRIT」というものについての読みものでした。それの感想文を書くのだと。進路指導面からの課題だったのでした。
僕も最初見た時はどこかで聞き覚えがあるなと思ったぐらいだったのですが、2か月前くらいにあの場で聞いた言葉だと思い出し、高校入りたての子にこれを投げたのかとびっくりしたものです。
さて「GRIT」が何なんだという話。
「GRIT」は「やり抜く力」というものです。僕も書籍には手を出していないのでしっかりした紹介はできないですが、要するに学力・成績とは独立した要素で、精神面の強さと言えるでしょうか。簡単な例だと、テストで難しい問題に向き合った時に諦めて寝てしまうかなんとかして突破口がないかもがいてみるかというようなものでしょう。それこそ義務教育から飛び出して高校、それから大学・専門学校、社会人と進めば進むほどこの要素がいかなる道に進んだとしても大切となってくるのはみなさんも心当たりあることなのではと思います。
ですから最初は鳩が豆鉄砲を食ったような反応をしてしまいましたが、それこそ時間も柔軟性もある高校生のうちから大切さを理解してくれればいいなと思いました。ただ、読み物として与えて・・・。学校でフォローすればいいけど、これだけでは何かもったいないとも・・・。子どもたちが自分ごとに捉えてくれたらと思います。
