気分やさんの気ままなブログ

【「らくプリ」その17-効率性から生まれる迷いに埋もれないために】

 算数のプリント「らくだプリント」で今は小6のプリント、分数・小数のかっこを含んだ四則計算をしています。項数は多いと8項からなっています。ここまでくるとさすがにきつさを感じるもので、今日のは1枚に8問しかないのですが10分以上かかり半分の4問もミスをしてしまいました。しかも出てくる数もけっこうイヤな数が出てくるのです。

 これほど項数が多いと、かっこの中を先に計算して次にかけ算・割り算を、最後に足し算・引き算を、とセオリー通りのやっていくのはさすがに遠慮したいです。それよりも手間が抑えられるような、むしろやっていて爽快感さえ感じるような「味のある」やり方でやりたいのです。分配法則を利用したり約分の順序や計算の順序を工夫したり時には本来であればまだできないですが共通因数をくくり出したりしています。

 ただこのように味のあるやり方を考えだすとある厄介なことが出てくるのです。それはどうしたら味のあるやり方に持っていけるかを考えてしまい、「ここの計算をせずに残しておけばいいやり方があったのに・・・」と計算したことに後から後悔感を抱いてしまったのです。するとその後の計算に「ここを計算してもいいのか?残しておいた方がいい解き方があるのではないか?」と迷いが出てきてしまうのです。それだけでなく、1問解き終わった時に工夫することなく普通に計算してしまい、特に答えも複雑になってしまった時にこれで本当に合っているのかという迷いが出る場合もありました。

 しかしながらこういったことは算数でしかない話ではありません。僕は数学と日常は結びついていると考えていますが、仕事で効率を求めたいとか業務がスムーズに進まなくて迷いが出てくるとかあると思います。

 今回プリントをやって思ったのは、振り返る時間をちゃんと作っておくということと作業時間と振り返りの時間を切り離すことでそういった迷いを打開できるのではないかということです。いつもやった後にどうだったか見返して振り返りをしているのですが1枚当たり15分程度かけています。なのでやった時間以上に振り返りに時間をかけていることになります。そしてやる時と振り返りを切り離しておくことで、やっている時に(ある程度は自然とはたらきますが)振り返って後悔したり迷いにつながらずにすむのです。それにこういったことを考えているのもやはり振り返りの時間です。将棋でも対局後に感想戦という振り返りをするのですがまさに将棋だと対局中は後悔するわけにはいかないのでしょう。

 

 欲はあっても構わないけど自分を見失わないように割り切るところは割り切る、割り切った分やり終わってから振り返って高められればよし。

 

 おまけ。このプリントだと3・4・7・8問目でもし次やるなら工夫できるところがあるなと思った!

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