児童館の学習支援をしていた時のこと。ある子が、既習のことではあるもののその子がまだ身につけられていないことを勉強していました。できる限りつきっきりで教えたいところなのですが、他に2人同時に見ていたのでどうしても目を離してしまうことがあります。しまった！しばらくほかっておいちゃった！そう思ってその子を見てみました。すると、問題の上に解き方が書かれていたのですが、それを自分で見てやっていたのです。これまで自分からはなかなかやらない性格で少しでもできないことにぶつかるとやめて遊んでしまうような子が自分でやっていたのです！しかも例題を見て自分で解き方を思考して理解するということは他の子でも実は案外できないことなので、やらない子がそこまで自分でやれていたので一層驚いたのです。それと同時に自分が過保護だったというか教えすぎていたんだなと反省しました。「可愛い子には旅をさせよ」じゃありませんが、その子の本当の力は手放した時にこそ見られるものなんだなあと改めて感じたのでした。
しかしながらこういうことがあるからやっぱり教えることって楽しいんだよな~！
